今回は私が読んで衝撃を受けた
2013年ベストセラーランキング第一位
菊池寛賞受賞 書籍のご紹介をします。
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医者や製薬会社が「病死」と偽
失明、死に至る肺炎など重大な薬害が起きているのに、
医者や製薬会社が「病死」と偽って報告したり、
患者側も薬の副作用とは気付かないで、闇に葬られている。
僕は、「副作用」という呼び方は薬害が起きたという時のための口実で、
薬の作用はすべて「主作用」であり、病気を治すどころか、
逆に病気を招いたり悪化させたり悪化させたりして最悪、
死に至らせる危険なものと考えています。
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西洋医学の本場、アメリカで医師たちに支持されているテキストがあり、
「ドクターズルール425医師の心得集」(南江堂)という邦訳も出ています。
日本の医者や患者がのけぞりそうな心得が満載で、とりわけ印象的なのが薬への警告です。
「できればすべての薬の使用をやめよ。それが困難なら、できるだけ多くをやめよ」
「薬の数が増えれば、副作用はネズミ算式に増える」
「4種類以上の薬を飲んでいる患者は、医学知識の及ばない危険な状態にいる」、
「高齢者のほとんどは、薬を中止すると体調がよくなる」
日本では国の薬害防止対策が大変甘く、薬事法の規制もゆるく、
その結果あかわらず、おびただしい量の薬が患者に与え続けられています。
日本に出回る薬の種類は世界的に見ても大変多く、
WHO(世界保健機関)は「270種類もあれば十分」としているのに対し、
日本では1種類以上も認可されています。
日本人の2010年度の医療費総額は36兆6000億円、
総薬剤費の比率は約23,6%と概算され(厚生労働省発表)
国民ひとり当たりに換算すると、
先進国平均の約2倍前後のお金を薬につぎ込んでいます。
もっともっと薬の取り締まりを強化すべきなのですが、
クシャミが出ただけでも薬を飲まないと落ち着かない人が多いこと、
経済の混乱が予想されること、大企業保護優先などの問題もあって、
一朝一夕には実現しそうもありません。
「患者はしばしば複数の医師から処方薬をもらって一緒にのんでいるものである」
(ドクターズルール425)。どこの国にも、薬にとりるかれている患者が多いのです。
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引用文献
第60回菊池寛賞受賞者
2013年ベストセラーランキング第一位
医者に殺されない47の心得
医療と遠ざけて、元気に、長生きする方法
著者 近藤 誠