今回は私が読んで衝撃を受けた
2013年ベストセラーランキング第一位
菊池寛賞受賞 書籍のご紹介をします。
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オランダ駐在から戻ってきた人が、医療が日本と
あまりに違うので仰天した、と言っていました。
子供が熱を出したので家庭医につれて行ったら、「家に帰って体を冷やしなさい。
3日して熱が下がらなかったら、またいらっしゃい」。
ただそれだけで、解熱剤も抗生物質もほかの薬も、まったくくれなかったそうです。
日本の医療は”フリーアクセス”といって、保険証1枚で、だれもが日本全国
どこの開業医へ行っても、どこの大学病院へ行っても構わないというシステムです。
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一方、欧米には”家庭医”がいます。
内科、小児科、外科、さらにお産までできるトレーニングを積んだ家庭医に、
最初に診てもらった上で、必要があれば専門医のもとへ行く、というシステムです。
特にオランダは家庭医と専門医のすみ分けがはっきりしていて、
薬もなるべく使わない方針です。
日本は真逆です。
抗生物質ひとつとっても、風邪のウイルスには無意味なのにどんどん出す。
手術のときも、術前に1回使えば十分というエビデンス(根拠)を無視して、
今でも「術後の感染予防のため」と言っては、何日も抗生物質を点滴し続けています。
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引用文献
第60回菊池寛賞受賞者
2013年ベストセラーランキング第一位
医者に殺されない47の心得
医療と遠ざけて、元気に、長生きする方法
著者 近藤 誠