今回は私が読んで衝撃を受けた
2013年ベストセラーランキング第一位
菊池寛賞受賞 書籍のご紹介をします。
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逸見政孝さんが教えてくれたこと
ガンを放っておいたらどんどん増大し、進行して、麻酔も
きかないほどの痛みうめきながら死んでいくしかない・・・
ガンといえば「治療しないと、どんどん進行して死に至る」というのが
社会通念になっていますが、だれが、どうやって確かめたのでしょうか。
昔から、ほとんどのガンは、見つかり次第、治療されてきました。
手の施しようのない転移ガン、末期ガンはべつにして、早期ガンや
進行ガンを療しないで様子を見ることはなかったのです。
まだ、ガンの告知もされないことが多かった1993年、ニュースキャスターの
逸見政孝さんが「悪性度の高いスキルス胃ガン」であることを、
初めて記者会見の形で公表しました。
1月にガンとわかって手術したものの転移があり、
9月の2回目の手術では臓器を3キロも摘出。
衰弱した体に抗がん剤治療も行われてやせ細り、12月に亡くなりました。
その後、遺族にお話をうかがう機会がありました。最初の手術の
傷跡のところに、たくさん再発があったそうです。
よく「切るとガンが暴れる」と言われます。メスが入って正常組織の
バリアーが崩れたところに、隠れていた細胞が入り込んで増殖しやすくなるんです。
それに、今あるガンをいくら大きく切りとっても、本物のガンなら
見つかるはるか前に、あちこちに転移しているので、ガンは消えません。
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また抗ガン剤は、猛毒です。抗ガン剤が「効く」というのは、
単に「ガンのしこりを一時的に小さくする」という意味です。
そのしこりは、必ずまた大きくなります。つまり「効く」というのは、
治すとか延命につながるという話ではないんです。
1990年に、アメリカ議会に提出された技術評価局報告書ですでに、
「抗ガン剤、放射線などは病巣を一時時に縮小させるが、
この縮小は無意味であり、延命効果が認められない上み、
患者の生活の質を悪化させる」と断定されています。
日本人のガンの9割を占める胃ガン、肺ガン、大腸ガン、乳ガンなどかたまりを作る
「固形ガン」には、抗がん剤はつらい副作用と「縮命」効果しか及ぼしません。
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引用文献
第60回菊池寛賞受賞者
2013年ベストセラーランキング第一位
医者に殺されない47の心得
医療と遠ざけて、元気に、長生きする方法
著者 近藤 誠