2013年ベストセラーランキング第一位
菊池寛賞受賞 書籍のご紹介をします。
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風邪薬は、風邪に効かない。薬害でこんなに死んでいる
よく「風邪を治す薬を発明したらノーベル賞もの」と言われます。
風のウイルスは200種類もあり、DNA(遺伝情報)も変化しやすい。
今はやり始めた風邪のウイルスのDNAを解析するだけで日数がかかり、
ようやく薬が完成したとしても、すでにウイルスの遺伝子が変異して
いるから効かないんです。
では、市販の風邪薬(総合感冒薬)や、医者がくれるくすりは?
すべて「症状を一時的にやわらげる」薬です。
市販の風邪薬には、セキ、発熱、のどの痛み、鼻水など代表的な
症状を抑える成分が、少しずつ入っています。
医者がくれる薬は、症状別になっています。
どちらも飲むとしばらくの間、症状が軽くなります。
でも間もなくぶり返して、また薬を飲むと、ちょっとラクになって・・・
イタチごっこを繰り返し、「スッキリしない」状態がダラダラと続くと思います。
風邪をひくと、体はセキや鼻水によってウイルスやその死骸を追い出し、
体温を上げて、外敵と闘う白血球を活発に働かせようとします。
せっかくのセキや熱を薬でおさえたら、病気と闘いに水をさすことになります。
ウイルスは体にいすわり、なかなか治りません。
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インフルエンザをワクチンで防げるとか、タミフル、
リレンザなどの治療薬で治せるという実証もなく、薬害による脳症や
死亡事件は数え切れないほど起きています。
風邪薬の副作用だってこわいんです。
厚生労働省によると2009年8月~12年1月までの2年半に、
市販の風邪薬を含む解熱鎮痛消炎薬、
抗生物質、抗てんかん薬の副作用で、皮膚がただれる「SJS(ステーブンス
・ジョンソン症候群」「中毒性表皮壊死症」を1505人が発症。
131人が亡くなりました。05年10月~09年7月集計では3270人が発症、329人が死亡。
最期はゾンビのように全身の皮膚がめくれてしまう、悲惨な皮膚病です。
SJS患者会」代表の歯科医・湯浅和恵さんは20年前、39歳のときに、
風邪薬を飲んだあと全身に発疹が広がり、一時寝たきりに。
四つ目の病院でようやくSJSと診断されました。
今は左目を失明し、歯科は休業しているそうです。
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引用文献
第60回菊池寛賞受賞者
2013年ベストセラーランキング第一位
医者に殺されない47の心得
医療と遠ざけて、元気に、長生きする方法
著者 近藤 誠