「チバニアン」は(ラテン語から)千葉県の時代に期待

 

チバニアンは千葉県の宝です。

千葉県が今一番話題のチバニアンをご紹介させていただきます。

チバニアン現地まで行くには月崎駅から

小湊鉄道月崎駅からチバニアンまでの案内図

https://goo.gl/maps/RsgNu7g9zQPXzfHEA

 

 

スポンサーリンク



 

 

地磁気反転千葉に「証拠」

地質時代「チバニアン」地質学で77万~12万6000年前の

時代区分が、千葉県市原市の地層に基づき「チバニアン」ラテン語で

「千葉の時代」となずけられる見通しとなった。

地質時代に初めて日本の名が付くことになる。

77万年前地層「地球の転機」明確な境界

46億年におよぶ地球の歴史は、地磁気や気候の

変化など地球規模の変動を目安に区分けされる。

古生代などの大まかな区分の下にジュラ紀や第四紀といった

区分があり、さらに115の地質時代に分かれる。

 

科学者組織の「国際地質化学連合」が、各時代を代表する

地層一か所を基準地にきめ、地名にちなんだ名を付ける。

 

チバニア現地まで途中の橋から養老渓谷

 

チバニアンは「第四紀更新世」の中期で、地磁気のN極とS極が

最後に反転して現在と同じ向きになった現象を境に前期

(カラブリアン)と区分される。

マンモスなどの大型哺乳類が生息、我々現生

人類とは別のネアンデルタール人もいた。

国立極地研究所の菅沼悠介准教授は
「地球史で重要な時代」と話す。

ただ、これまで基準地が決まっておらず、時代名もなかった。

 

 

スポンサーリンク



 

チバニア現地地磁気逆転地層

今回、同連合の作業部会による投票で唯一の基準地候補となった

千葉の地層は、房総半島の中央部、

養老川沿いの高さ十数メートルの崖にあり、

地磁気の向きが分かる鉱物を含む。

菅沼准教授と茨城大の岡田誠教授らは2001年、

この地層に含まれる鉱物の反転を確認。

火山灰の層を目安に、反転は従来考えられていたより

一万年新しい77万年前だったと発表した。

今年6月には、更新世紀期の基準地とするよう同連合に申請し、

チバニアンの名を提案した。

名前が付いていない地質時代はほとんどなく、日本の地名が付く

可能性は事実上、最後のチャンスだった。

 

 

地層に含まれる鉱物の反転を確認

N極・S極逆転 何回も

地球は磁石と同様に地磁気と呼ばれる磁気を帯びている。

方位磁石のNが北を指すのはこのためだ。

地球の中心部は金属の核で出来ており、

個体の内核を、液体状の外核が包む構造になっている。

外核の主成分は鉄やニッケルで、高温のため溶けており、

温度差で対流している。

対流で金属が動くため、電磁石と同じ原理で地磁気が生じるとされる。

地磁気のN極とS極が反転する可能性を世界で最初に唱えたのは、

京都大の松山基範博士(1884~1958)だ松山博士は

兵庫県北部にある玄武洞の岩石が、今の地磁気と逆向きの

磁性を帯びていることを発見、国内や中国の岩石を調べ、

1929年に地磁気反転説に関する論文を発表した。

チバニア現地地磁気逆転地層の説明を受けた

地磁気の反転が起きる仕組みは、今なおよく分かっていない。

外核の構造は考えていたよりも複雑で、

これが反転を引き起こすとする説もある。

地層が含む鉄などの鉱物には、当時の地磁気の向きが残されている。

向きは地層の一部を切り出し、分析装置で調べる。

世界中の地質調査で、反転は過去に何百回も起きたことが分かっている。

人生最古の足跡の化石が確認された360万年前から

現在までの間には、11回の反転が判明している。

 

スポンサーリンク



 

 

まとめ

都心から(67,6㎞)と高速道路を約1時間半位で着く距離にある。

これから周辺の整備が必要ですが、千葉県の観光名所としても大きく

期待されるところです。

月崎駅は国の有形文化財

私はチバニアン地磁気逆転地層見学会に参加して

月崎駅に降りて率直にだいぶ年数が経っている

駅だなあと感じたました。

月崎駅本屋とプラットフォームは国の登録有形文化財に登録されている。

あとでその歴史が分かりましたので記事にしました。

 

月崎駅風景写真

月崎駅の住所:〒290-0547千葉県市原市月崎539
月崎駅TEL:0436-21-6771
月崎駅開業:1926年(大正15年)9月1日

引用文献
読売新聞  社会・地域

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました