2013年ベストセラーランキング第一位
菊池寛賞受賞 書籍のご紹介をします。
コーヒー好きは肝臓ガン、大腸ガンのリスクが激減
「よいコーヒーとは、悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、
愛のように甘い」(タレーラン)。
その黒さが災いしたのか、かってコーヒーは「胃を荒らす」「ガンになる」
「シミを増やす」など、言われ放題でした。
しかしコーヒーは頭痛、胃痛をなだめ、眠気をはらう煎じ薬として世界に広まった飲み物。
最近、世界各国の大規模な調査で、画期的な健康効果が発表されています。
日本の国立ガンセンターを中心とする研究班は、40~60歳までの男女9万人を
10年間追跡調査をして「1日に5杯以上コーヒーを飲む人の肝臓ガンの発症率は、
飲まない人の4分1」と発表、
コーヒーのこうさんか・抗炎症成分がC型肝炎の進行を抑え、肝臓ガンへの進行を
食い止めるのではないかと推測しています。
スポンサーリンク
日本の女性のガンの中で死亡率が最も高い大腸ガンについても、岐阜大学グループが
1992年から8年間、35歳以上の地域住民3万人の追跡調査を行いました。
コーヒーを飲まない人を1とすると、毎日1杯以上飲む人は男性で0,81。
女性は0,43と、女性では大腸ガン発症率が半分以下に抑えられていました。
コーヒーを1日2杯以上飲む人は、飲まない人に比べて死亡するリスクが10%以上低い、
と発表したのは、米国立衛生研究所(NIH)。
1994年から14年間にわたり、米国内に住む50~71歳の男性約23万人を追跡しました。
コーヒーを飲まない人に比べ、1日1杯の男性は6%,2~3杯は10%4~5杯は12%死亡リスクが減り、
女性はそれぞれ5%,13%,16%減っていました。
この調査では、心臓病、脳卒中、糖尿病による死亡リスクが減り、ガンは減りませんでした。
引用文献
第60回菊池寛賞受賞者
2013年ベストセラーランキング第一位
医者に殺されない47の心得
医療と遠ざけて、元気に、長生きする方法
著者 近藤 誠
スポンサーリンク