2013年ベストセラーランキング第一位
菊池寛賞受賞 書籍のご紹介をします。
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数値だけを見て、病気と思ってはいけないのです。
高血圧患者が4千万人、高コレステロール血症(高脂血症)3千万人・・・
日本には大変な数の「病人」がいることになっています。
高血圧や高コレステロール血症の「基準値」と呼ばれるものがあります。
「これ以上になったら病気」と診断する数値です。
血圧なら上140mmHg,下90が基準値で、それ以上は高血圧症とされます。
この基準値がまず、まったくあてにならない。病気ごとの専門学会が
作っていますが、談合体質で、根拠なく数値が決められています。
1988年の厚生省全国調査の基準値は160/95以上でした。
ところが2000年に、はっきりした理由もなく140/90に引き下げられました。
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1998年の基準値を当てはめると、高血圧の日本人は1600万人、
それが新基準では、3700万人もが高血圧になってしまいました。
さらに2008年に始まったメタボ検診では、19~64歳までで、糖尿病や腎臓病を
合併している場合、ついに血圧130/80以上が治療目標になりました。
高血圧の原因は、9割以上不明です。
また、日本人の血圧を下げることによって死亡率が下がる、
心臓病や脳卒中などが減ると実証されたデータは見あたりません。
大人になると動脈も老化して硬くなり、血液を先に送る力が衰えます。
そこで、体は年をとるほど血圧を上げようとします。
脳や手足のすみずみまで血液を送り続けるため、それを薬で下げたら、
ボケたりふらついたりしてしまいます。
フインランドで、75歳から85歳までの「降圧剤を飲まない」
男女521人の経過を見た調査では、80歳以上のグループでは、
最高血圧が180以上の人たちの生存率が最も高く、
最高血圧140を切った人たちの生存率はグンと下がっています。
なのに日本では、最高血圧130で病気にされ、ているんです。
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引用文献
第60回菊池寛賞受賞者
2013年ベストセラーランキング第一位
医者に殺されない47の心得
医療と遠ざけて、元気に、長生きする方法
著者 近藤 誠