すこしだけお手伝い」の習慣をつける
家事というのは現役のときは「女性の仕事、妻の仕事」と考えていました。
今になってみれば「終わりのない仕事」で、実に大変なんだな、
と思うようになりました。
定年後に「おれの飯はいつなんだ」などと威張っていては、
すぐに家庭がこわれてしまいます。
妻にとって家事は当たり前のように思われますが、
実際は二人だけの家族になってからは負担に感じるようです。
そこで喜ばれるのは、「すこしだけお手伝い」の習慣だと思います。
「今日は献立は何にしようかな」といつも悩んでいる
奥さんに対して、「たまにはおれの一品どう?」というのは、
非常に評判がいいですし、夫婦の仲も良くなると思います。
さらに、掃除だって、普通にやっているようですが、
毎日のノルマになっていると、特に疲れたり、
体調が悪いときは体にこたえるはずです。
そのようなときは、「今日はおれがやるよ」と言って
進んでやれば、「あなたって優しいのね」と
再認識されること請け合いです。
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「面倒だな」というのは、愛情が足らないと考えましょう。
それはあとでマイナスの形で自分に返ってきます。
ちょっとした家事のお手伝いが長い間の夫婦の関係を良くしますね。
私は、妻が家事でいっぱいいっぱいになっていることが
分かったので、日課として部屋の掃除、
洗濯、風呂掃除を必ずやるようにしています。
「家事」と思わなければいいのです。
体を動かすのだから「運動の一環」と
考えれば、なんということもありません
家事をやって連れ合いに喜ばれ、体を使って
運動になるなら、こんなに良いことはないのです。
このように、何事もポジティブにかんがえることが
楽しく生きていくコツなのだと思います。
団塊世代は家でゴロゴロしない
団塊世代は家でゴロゴロして「ゴミ扱い」されないためにも、
体を元気に保つためにも、家事への参加をより積極的に
心がけるべきであると考えます。
今の若い男性は「イクメン」といって、
夫婦でこそだてを行い、家事を分担する傾向があります。
無駄な抵抗をやめて、進んで家事には参加した方が気分がいいはずです。
やることがなくごろごろしているのに、妻の忙しさを見て
見ないふりをしている男性は、妻に先立たれたら哀れです。
私もそのような男で、仕事一筋でしたが、
妻に先立たれて哀れなときを過ごしました。
再婚してからは、その反省の上に立って相手の
気持に留意して、負担を押しつかないように
家事を分担して、うまくいっています。
引用文献
61才から始める 老いても枯れない生き方
著者 日向野 利治
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