くときめくことはありますか?
感情をコントロールする部分は、厳密にいうと
前頭葉の中の前頭前野という部分です。
ここが衰えると、心が老いてしまい、
無気力感やイライラが強くなります。
しかし、前頭前野は日頃の努力によって、
いつまでも若々しさを保てるようにできているのです。
その具体的な方法としては、「ときめきを見つける」
「楽しいことを積極的にする」などがあげられます。
50代から60代の男女を比べたとき、圧倒的に女性のほうが若々しいですね。
それは、女性のほうが「楽しいこと」に対して貧欲で積極的だからです。
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たとえば女性は家事や仕事の合間を見つけて、友達とお茶を飲んだり、
おしゃべりしたり、また積極的に美味しいものを食べに行ったり、
旅行や観光を好みます。
これこそが前頭前野を刺激して脳を活性化させ、
しっかり若さを保つ源になっているのです。
しかし男性となると、どうでしょうか。
仕事に追われる人が多いため、空いた時間は休息にあててしまうし、
趣味のゴルフや飲み会、麻雀なども純粋なたのしみではなく、
仕事がらみのケースがほとんどでしょう。
また、遊びに対して罪悪感というか、後ろめたさを感じる人も多く、
なかなか感情が解放されません。
つまり、生活の中で「ときめき」や「心からの楽しさ」を
感じる場面が少なくて、前頭前野によい刺激が与えられません。
その結果、心の柔軟性が失われ、少し前までは楽しいと
思っていたことにも興味がわかず、ときめきがなくなり、
感情の老いが進行していくのです。
「遊び人」と呼ばれる人は、一般的に軽く見られたり、
軽蔑の対象になりがちですが、脳と心の老化対策からみれば優等生。
常に「楽しいこと」「面白そうなこと」を求める彼らの前頭前野は
鍛え抜かれ、いつまでも若々しくいられるのです。
「いつまでも老いない心でいたい」と思うなら、楽しみを探して、
ときめくことから始めなければいけません。
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