病院との関わり方、インフォームドコンセントは医者の為にあります

 

 

 

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インフォームドコンセントとはどういう意味、

 

インフォームドコンセントとは「患者さんにちゃんと説明して了解を得た」という、
”みしるし”のことですが、そうだとすれば、もっぱら医者のためだけにあるものです。

 

要するに後でごちゃごちゃと治療方針について文句を言われないため、
裁判沙汰にならないため、そのための防衛線をしっかりと確保しておくということです。

 

そもそも、医者ではない一般の方々にちゃんと説明すること自体が不可能ですし、
したがって実際には誰もちゃんと理解できていません。

 

僕たち医者でさえ説明されても、専門が異なれば「そうですか!?」
という程度の理解しかできません。

 

ましてや、医者ではない患者さんに1時間や2時間話してみても、
ほとんど理解されるはずはないのです。

 

その上で、すべて了解したという証拠に「ハンコを押せ」と迫るのですから、
これほど非人道的な振る舞いはないと思います。

 

文句を言わせないぞと言わんばかりです。インフォームドコンセンそのものは、
保険の約款くらいに思っておけばいいのではないでしょうか。

 

向こうの言い訳になるものですから、耳に心地いい事はありません。
したがって、あまりまともに聞いても仕方がないと思います。

 

ただ、大事なことは、インフォーコンセンの内容は録音しておく(理想は録画)ことと、
主治医が書いたメモはもらっておくことです。

 

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セカンドオピニオンを求めるときにも役立ちます。

 

それらはセカンドオピニオンを求めるときにも、マイドクターと相談する時にも役立ちます。
中には、録音禁止なんて言うことを言う主治医がいるかもしれませんが、
そのような主治医にいい治療法は期待できないでしょうから、早々に退散した方が、
長い目で見れば得策かと思います。

 

そして最も大事なことは、「あなたが私の立場だったらどうする?」
「それはなぜ?」と、必ず聞いておくことです。

 

目の前の医者の目を見ながら、建前や一般論ではなく、本音を聞き出すことです。
そしてその根拠までもしっかりと聞いておくことです。

 

いずれにしても、インフォーコンセントが幅を利かしている間は、
医者と患者は敵対関係になってしまうと思います。

 

信頼関係がなさすぎるのです。昨今は何でも捺印を求められます。
医者が何かはじめるとなれば、念のため”ハンコ”を押してくださいと
要求される。もちろん免罪のためです。

 

そもそも免罪を必要とする人間関係では、タッグを組んで一緒に病気と
立ち向かおうという空気にはならないと思います。

 

協働作業など、どだい無理な話になってしまいます。

 

 

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これは「9割の病気は自分で治せる」の引用文献です。

著者  岡本 裕  医学博士

 

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