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薄利多売の現状だから
3時間待ちはいただけません。それについては何か工夫をすべきだと思います。
ただ、3分診療は、今の薄利多売の日本の医療システムの
中においてはやむを得ないことなのです。
これは医者が悪いわけではありません。医者の側にも、1日50~60人の
患者さんを診なければ採算が取れないという事情があるのです。
勢い、未病の方をおいしい患者さんに仕立てて利益を確保するしか、
現状では経営を守るすべがないというのが実情です。
もしも仮に、1人の患者さんに3分以上、10分も20分も、
あるいは30分も時間を割いたとすれば、どうなるでしょうか。
待っているほかの患者さんからブーイング、看護師さんや事務方
からのブーイング、そして経営者からのブーイングは必至です。
今の医者が置かれている環境は、悲しいけれどこういうものなのです。
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もちろん医者の中にも、ゆっくりと1人1人の患者さんと向き合って
診察をしたいと願う人たちも大勢いるでしょうが、
彼らの意思とは裏腹に、政府の方針そのものがそれを許さないのです。
そのあたりは患者さんの方々にも理解していただきたいところです。
だからこそ、僕は皆さんにおいしい患者にならないよう、喚起しているのです。
おいしい患者がいなければ、薄利多売の今の医療システムは成り立たなくなります。
そうすればおのずと制度は変わらざるを得なくなります。
そうなれば、本当の病気の方だけを医者が診察するようになり、
1人1人の患者さんとじっくりとコミュニケーションを取りながら、
納得のいく診療ができるようにななるはずです。
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読者に感銘を与えたベストセラー
これは「9割の病気は自分で治せる」の引用文献です。
著者 岡本 裕 医学博士