池井璃花子軌跡の五輪切符 

努力は必ず報われるんだ!

100メートルバタフライ3年ぶりに

白血病を克服した池井璃花子(20)ルネッサンスが東京オリンピックの出場権を手にしました。

女子100メートルバタフライ決勝で57秒77で、3年ぶりに優勝。

日本選手権兼東京オリンピック代表選考会は

日本水泳連盟が定める400メートルメドレーの派遣標準記録57秒92を突破し、

オリンピック代表に決まった。

2019年2月8日の白血病判明から786日。「何が起こったかわからない。ものすごく幸せ」。

奇跡を起こした天才スイマーが、感涙にむせんだ。

白血病判明から786日 涙 ずっと先のことだと・・・・

その時間は池井璃花子のためだけにあった。

声にならない声を上げ、拳で水面をたたいた。プールサイドに手をかけると、動けなくなった。

涙があふれた。手で顔を覆った。1秒、2秒・・・水から上がれない22秒間。

786日の記憶が駆けめぐった。

会場中が静かに見守った。「自分が勝てるのはずっと先のことだと思っていた。

すごくつらくてしんどくても、努力は必ず報われるんだなと思った。

今はすごく幸せ」。きっと夢に見ることさえできなかったであろう東京オリンピックの切符が、

手に入った。

スタート前にただいま, バタフライメドレーで 東京オリンピックつかむ

入場ゲートをくぐり、「ただいま」とつぶやいた。

かって世界の頂に最も近づいた100メートルバタフライ。2位で折り返すと、

残り25メートル付近で逆転。羽ばたくようなラストスパートで、ゴール板にタッチした。

順位を示す「1」が目に飛び込んできた。「とにかくビックリして何が起こったか分からない。

本当にいまだに整理がついていないような感覚です」。

57秒77。個人の派遣標準57秒10は破れなかったものの、メドレーリレーで上回った。

2019年2月に白血病が判明し、約0ヶ月の闘病生活を経て、同12月に退院した。水には入れない。

筋肉は落ちて何度もできた懸垂も、ぶら下がること自体が難しい。

ゴムチューブでほんの軽い負荷をかけ、バタフライに近い動きをするところから始めた。

100メートルバタフライの本格的な練習をスタートさせて、約2ヶ月での日本一。

「1番戻ってくるのに時間がかかると思っていた種目。本当に優勝を狙っていなかった。

何番でも、ここにいることに幸せを感じようと思っていた」。闘病で15キロもやせた体はまだ

ベストから5キロほど軽く、ほっそりしている。それでも染みついたものは、失われていなかった。

病気前より強くなった 何が起こったか分からない

昨夏に「第二の水泳人生」の幕があがった。復帰戦後、小学時代に学んだ清水桂コーチと焼き鳥で

お祝いした。盛り上がる合間に、さらりと口にした。「病気して、復帰して、

前の自分より強くなっていると思う」。日本選手権の開幕前日の会場では、

「バキバキに調子いい」と独特の”璃花子語”で予兆を漂わせていた。

最大の目標としていた24年パリオリンピックから、3年も前倒ししてしまうのが、らしいところだ。

「まだ実感がわいていない。もちろんうれしいけど、本当にじぶんが内定しているのかって

複雑な感情。このタイムで世界と戦えるかといったらそうではない。おかえりなさい、

池井璃花子。本当におかえりなさい。

池井璃花子 プロフィール

池井璃花子(いけい・りかこ)2000年7月4日、東京都江戸川区生まれ、20歳。

淑徳巣鴨高を卒業して日本大学在学中。

3歳から水泳を始める。専門は自由形とバタフライ。

15年世界選手権で14年ぶりの中学生代表になり、

16年リオ、オリンピックは日本勢最多の7種目に出場。

現在100メートルバタフライ(56秒08)をはじめ、リレー、

短水路を合わせ16個の日本記録を保持。

2019年2月に白血病を公表し、同年12月に退院。

2020年8月の東京都特別水泳大会で優勝した。

まとめ

WordPress見本市ブログは日大OBです。

池井璃花子選手のオリンピック出場をお応援しています。

 

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