身体への無関心はいけません
60歳過ぎてくれば、たいていは何らかの持病があるものです。
病はある意味「長生きで健康に生きる」ための条件にもなるようです。
小学校や高校の同窓会などに参加すると、主な話題はやはり「病気」の話。
「あいつは脳梗塞だったが去年しんだんだよ」、「おれも実は肺ガンを持っているんだ。
すぐにどうということではないが・・・」」「私は腰痛」「膝が痛い」と
いうわけで同窓会では病のことで一定の時間を割いてしまいます。
早死にした人たちもはじめから病弱だったのか、どうもそうではないようです。
体に変調があったり、自覚症状があっても、忙しくて医者にかからなかったか、
「おれに限って」という油断、慢心があったかもしれません。
気づいてみると手遅れということになる人のもうが多いようです。
特に若いうちは、多少は辛いことがあっても、若さにものを言わせて頑張ってしまうものです。
これが過労死になり、定年直後の突然死などにつながっていくのでしょう。
その意味では、体にかんしては「自信過剰」はかえってあだになることを
承知いたほうがいいのです。
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現役世代を乗り越えて、60代を生き延びてきたとしても、
若いときからのむりは明らかに体に刻まれて「持病」という形で顕在化してきます。
この年代になると、持病や新しい病気の発見を放置しておくと、
手遅れの大きな要因になるのです。人は歳を重ねるほど、
体の変調に対して敏感であらねばなりません。
治療はできるだけ早いほうが大事に至らないで済むし、辛い思いをしないのです。
いかなる病いでも治療は早ければ早いほど、いのちにかかわるほど悪化しないと思っています。
引用文献
61才から始める 老いても枯れない生き方
著者 日向野 利治
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