病気にならない体づくりが大切、薄利多売の開業医の現状は大変です

 

私はかかりつけの医院で誕生月の健康診断で
大腸ポリープが見つかりました。

 

そこは入院設備が無いために院長先生の勤務していた
大きい病院を紹介して頂き同僚の先生を紹介してくれました。

 

 

紹介して頂いて安心して手術を受けることができて
お陰様で手術は成功することができましました。

 

私にとってその同僚の先生には今も感謝しております。

 

 

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開業医は非常に厳しい経営

 

ほとんどの開業医が元専門医で、総合医がほとんどいないのが現状です。

 

僕はそれが問題なのだと思います。要するに、総合医を目指して研鑽を積み、
開業したいというケースは非常に少ないということです。

 

ほとんどがいわゆる専門医くずれ、つまり転化組の開業です。

 

例えば、本来は脳外科医だったけれども、もろもろの理由で開業しようかなと。

 

ただ、脳外科医では開業しにくいので「内科・脳外科」の
看板を掲げておく。そんな感じなのです。

 

つまり何が問題かというと、開業医の多くが総合医を
目指して開業しているわけではないということです。

 

また、不幸なことに、現代の医療環境は開業医には非常に逆風です。

 

 

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何度も述べているように、政府にはマイドクターや総合医の発想はゼロです。

 

したがって、総合医を目指したとしても経営が成り立ちません。

 

いずれにしても、検査や指導料で稼ぐという、薄利多売の悪しき
医療システムの犠牲者になってしまっているのが現状です。

 

ただ、そんな逆境下でも、なんとか総合医を目指してがんばっている
開業医も皆無ではありません。それは大変な試練です。

 

燃え尽きたり、からだを壊したりしながらもがんばっているのです。

 

今の医療制度はとうに崩壊しているのですが、そうは見えない大きな理由は、
このように自己犠牲をいとわず孤軍奮闘しているすばらしい医者が
まだまだいるからなのです。

 

そのあたりは、皆さんにも知っておいていただきたいと思います。

 

そもそも公立病院から医者がいなくなるというのは、おかしいと思いませんか。

 

社会福祉の大前提が根本が根底から覆される出来事です。

 

公立病院から医者がいなくなるという時点で、今の医療制度は
なりたたないということが明白です。

 

ほかの病院や医院は、なぜ辛うじて存続しているのか?

 

それは誤解を覚悟で言えば、ある程度、法律ぎりぎりのところを
かいくぐり、ごくまれには抵触しながらも工夫をしているからなのです。

 

でもそんな芸当は、公立病院にはできません。自己犠牲や、抵触がなければ、
もはや今の医療は成り立たない局面に達しているのです。

 

そのあたりを勘案できない政府の能力は、推してしるべしです。

 

 

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著者  岡本 裕  医学博士

 

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