2013年ベストセラーランキング第一位
菊池寛賞受賞 書籍のご紹介をします。
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薬を飲まずに、歩け!
1990年代に、イギリスで大々的な試験が行われています。
被験者は2型糖尿病で自覚症状がなく、体重が標準の120%未満で、
血糖値が110~270mg/dLまでの3800人。
くじ引きで2群に分け、A群は食事療法をメインにして、
血糖値が270を超えたときだけ薬物療法を行いました。
B群は、降下剤を使って血糖値が常に110未満にとどまるようにしました。
そして10年間観察した結果は、「死亡、腎不全、失明に統計的有意差なし」。
一方、B群は低血糖による発作がA群の3倍に上がりました。
血糖降下薬は、合併症の予防や延命には何の効果もないのに副作用が大きく、
過敏症状、下痢、頭痛、みみなり、倦怠感、体温低下、眠気、むくみ、
視力障害、腸閉塞、肝機能障害などに悩まされやすくなります。
薬で血糖コントロールしていて「いつもだるい」「イライラしてキレやすい」
「足元がふらつく」「認知症が出てきた」などの症状があったら、障害を疑ってください。
また、糖尿病は確かにこわい病気ですが、「予備軍2千万人」はオーバーです。
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日本糖尿病学会は、1999年に診断基準の空腹時血糖値を、
それまでの140から126に変更しています。
根拠もなく、米国やWHO(世界保健機関)の基準値変更に
追従して基準をシビアにし、糖尿病患者を激増させています。
血糖値は「歩く、自転車、水泳、ストレッチ」などの有酸素運動を
心がけると下がる人が多いことが、運動療法のデータからわかっています。
ほどよよい運動は、体をさび付かせないためにも大切です。
「血糖値が高め」と言われたら、よく歩くようにしてみてください。
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引用文献
第60回菊池寛賞受賞者
2013年ベストセラーランキング第一位
医者に殺されない47の心得
医療と遠ざけて、元気に、長生きする方法
著者 近藤 誠