社会参加で年齢を感じさせない人生を
高齢でも、元気な人はいくらでもいます。
団塊世代にとって家でゴロゴロというのは
家庭内の争いになるし、
第一、健康にもよいことではありません。
大切なのは、健康な体を生かして、進んで
社会奉仕の活動を行い、生きがいを見出してゆくことです。
奉仕活動で生きがいを見つける
最近の事例によれば全国で60人の実践者が選ばれました。
その一部をみると、茨城県の90歳の男性はボランティアグループを
結成して、高齢者施設を訪問し、会員とともに入所者に対して
唄や日本舞踊を演じるなどの活動を続けています。
この活動で自らの生きがいを見出すとともに、
高齢者を元気づけています。
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長野県の78歳の男性は、70歳でハーモニカを習い、
3年間という短期間で指導員資格を取得し、
ハーモニカ教室で指導を行っています。
団塊世代も社会奉仕活動を積極的に行いましょう
さらに、老人福祉施設などで歌の指導や伴奏などの
ボランティア活動を続けて喜ばれています。
金沢市の80歳の男性はマラソンが高齢者の
健康と生きがいに役立つとして、この指導に努め、
河川敷の美化清掃や環境整備にも尽くしています。
大阪府の65歳の男性は自らのうつ病の体験をもとにして
「うつ病ホットサロン」を立上げ、交流会を行い、
うつ病患者とその家族の相談を受けたり、
うつ病でもできる簡単料理や
就職支援活動のセミナーを行っています。
このほかにも、86歳の女性がフオークダンスの指導、
99歳の男性が陶芸の指導、101歳の男性は自ら馬術を行い、
後継者たちに教えています。
歩こう会を結成して高齢者の健康維持に努めたり、
花を毎年植えて美化運動を継続する、
ボランティアとしてのヘルパー活動を行うなど、
さまざまな活動を老いてなお、
自らの健康と生きがいのために、
さらに、
高齢者や身体が不自由な人達に希望をもたらすために
活動を続けて表彰されています。
これらは内閣府から表彰された人の例です
全国の高齢者の頂点として、それを支えるたくさんの
社会奉仕の実践者が全国にいます。
私たちも老いたからこそ、その体と時間を生かして、
社会奉仕からくる喜びを味わい、
生きがいをいただこうではありませんか。
引用文献
61才から始める 老いても枯れない生き方
著者 日向野 利治
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