2013年ベストセラーランキング第一位
菊池寛賞受賞 書籍のご紹介をします。
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基準値を下げると、儲かるのはだれ?
その結果、薬品業界はホクホクです。
1988年の国内の降圧剤の売上はおおよそ2千億円だったのが、
2008年には1兆円を超えています。
基準値をいじって大成功
基準値をササッといじって、薬の売り上げ6倍増。血圧商法、大成功です。
また基準作成委員会のおおくが、製薬会社から
巨額の寄付金を受け取っているのも問題です。
たとえば2005年に作成された、高血圧の基準も含む
日本版メタボ診断基準の作成委員会メンバー。
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14億円もの寄付金
そのうち国公立大の医師11人全員に、2002~2004年の3年間に、
高血圧などの治療薬メーカーから合計14億円もの寄付金が渡っています。
いまだにワルモノ扱いのコレステロールも、実は「長寿のもと」です。
1980年代に福井市の約3万7千人を5年間追跡したら、男女とも、
コレステロール値の最も低いグループの総死亡率がいちばん高く、
男性は、血中コレステロール値が高いほど、
総死亡率が低いという結果がはっきり出ています。
打ち出の大づち
しかし治療の基準値はなかなか変わりません。
コレステロール低下薬も、億単位、兆単位のお金を生み出す
「打ち出の大づち」なんです。
検査の数値を見ないで、体の力を信じてください。
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引用文献
第60回菊池寛賞受賞者
2013年ベストセラーランキング第一位
医者に殺されない47の心得
医療と遠ざけて、元気に、長生きする方法
著者 近藤 誠