明治維新から150年を記念して
林真理子のNHK大河ドラマ西郷どん
歴史学者磯田道史に勧められて
見事に書き上げた原作の
最高視聴率は15,5%
2018年は、明治維新から150年
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討幕、明治政府で大きな役割を果たした西郷隆盛を
主人公にしたNHK大河ドラマ「西郷どん」
西郷については、あまりにも立派な幕末の
偉人というイメージでした。
今回のNHK大河ドラマ西郷どんは、
西郷隆盛がとても生き生きと描かれている。
奄美大島で一緒に暮らした愛加那を始めとする
女性たち、大久保利通ら友人たち、
西郷に大きな影響を与えた薩摩藩主島津斉彬らが、
人間としての体温が感じられるキャラクターとして
描かれている。
西郷については、征韓論で負けて故郷に帰って
行った人、というイメージが強かったのですが、
実際にいろいろな資料からさらに「わからない人だなー」
という思いとあまりに器が大き過ぎて、
こういう人だな」とおもうと、するりと手の内から
逃げていく。矛盾しているところもありますよね。
以外な一面や心に深い秘密のようなものを抱いており、
「まだ掴めていない」と感じました。
純真なところがある一方で、いざ幕府を倒そうと決めると、
戦の天才として狡猾な一面を見せるなど、
様々な面を併せ持つところが魅力です。
命かけ国の設計図逆境バネに新時代いったい何が、
西郷の大きさを育んだのでしょう。
西郷は12歳の時に、仲間内のいざこざで右の腕を
斬られ、剣術ができなくなります。
薩摩の武家に生まれた男の子で剣術ができなくなる
というのは、ものすごく大きな挫折だったと思います。
その後も、合わせて5年ほど島に流れたり、
逆境の連続でした。
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普通ならそれで挫けたりするのですが、
西郷の場合は逆にそれが発奮材料になったように感じました。
剣術はできないし、友達はどんどん出世していく。
貧しい上に、きょうだいがたくさんいる。
そんな逆境で西郷が挫けたりしなかったのには、
母親の満佐の存在が大きかったと思います。
「貧しいことは恥ずかしいことではない」と
教えるわけですよ。薩摩の女性は強いですよね。
エリートでもなく、下級武士の出で、長く逆境を
味わってきた男たちが、ものすごい熱量、情熱でもって、
幕末という時代を生きて、新しい時代を築き
上げていったということをぜひ知ってもらえればと
思っています。
逆境の物語りとして感動的です。
幕末・明治という時代に西郷を始め様々な人が
日本という国の設計図を描き、
この国に明るい未来をもたらそうと、時には西郷の
ように命まで投げ打って、力を尽くしてきました。
そうした先人たちの思いに、150年後、この国で暮らす
私たちがちゃんと応えているかどうかが、
明治の人たちの生命力、人間力を感じられるドラマです。
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まとめ
歴史学者の磯田道史さんに、
「女性の目線で西郷を書いてみるとおもしろいのでは」
と勧められて林真理子が(矛盾はらむ器の大きさ)を
見事に書き上げた原作、
明治維新から百五十年を記念してNHK大河ドラマ
西郷どんが中園ミホさん脚本による
(純真、狡猾・・・様々な顔)が
2018年1月ドラマがスタートした。
ぜひ幕末の時代を知ってほしいです。
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