海外移住も考えてみても
年金の将来不安や老後の資金不足を考えて、老後はアジアなどの
海外に移住をして安い生活費で「余裕の暮らし」を考えている人が
多くなってきました。
たしかに、最近は日本人が海外で活動している例が断然多くなって、
どこの国に行っても日本人は住んでいますし、働いています。
タイやマレーシアなどが人気です
その意味では老後を暮らすのはそれほど異例なことではないのです。
タイやマレーシアなどが、割合に受け入れやすく、
現地になじみやすいようです。
海外移住は良く考えて決めること
もちろん、現役のときのつながりでほかの国に行くのも構わないでしょう。
それはその人の過去の経験や人脈で考えてればいいことです。
しかし、物価が安いから、住みやすそうだから、ということで
むやみやたらに安易に海外に移住するのは危ないことです。
スポンサーリンク
現地の治安情勢はいついかなるときに変わるかわかりませんし、
政治の変化で住まうのが窮屈になることだってあります。
国の状況や住んでいる人の経験を聞いたり、情報を調べる
移住を実行するときは、その国の状況や既に住んでいる人の体験や
経験を聞いてみたりして、ネットなどでくわしく情報を調べて
動かなければならないでしょう。
病気になったり夫婦関係が悪くなったら一変します。
私の知人もオーストラリアに移住しましたが、家と家財道具をすべて売り払い、
海外の生活に入ったものの、さまざまな制限があって、思うように働くことも
できずに、しまいには家庭崩壊にまでなってしまいました。
もちろん、このような最悪の人ばかりとは限りません、
楽しく余生を海外で暮らしている人はいくらでもいます。
現地に短期間住んでみてから決める
それでも、語学や現地になじみ、現地の役に立つ考え方を
持たないとやがては行き詰まってしまうことは明らかです。
もし、どうしても移住したいと考えて実行に移したいときは、
その前に「短期滞在」を行って、現地の情勢をこの目で確かめて、
そのうえで行動を起こす慎重さが大切です。
清水の舞台から飛び降りるような、移住の仕方は「こんなはずではなかった」
という反省につながり、失敗になる可能性が大きくなりますので、
注意深くやっていただきたいのです。
引用文献
61才から始める 老いても枯れない生き方
著者 日向野 利治
スポンサーリンク