世界で売れてるコレステロール薬の「病気を防ぐ確率」は宝くじ以下

 

今回は私が読んで衝撃を受けた

2013年ベストセラーランキング第一位

菊池寛賞受賞 書籍のご紹介をします。

 

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薬の大きな広告は、欄外にご注目

 

コレステロールを下げるスタチン類は、世界中でよく売れている薬でです。

 

 

 

悪玉コレステロールの「基準値引き下げ」

 

20009年の米国での売り上げは1兆円レベルアメリカでは2004年に
「米国コレステロール教育プログラム」のガイドラインが改訂され、

悪玉コレステロールの「基準値引き下げ」が推奨さえれました。

 

委員が製薬業界からお金をもらっていた

 

その根拠に説得力がなく、委員9人中8人が製薬業界から
お金をもらっていたこともわかって、抗議運動が起きました。

 

基準値をできるだけ下げて薬の売り上げを伸ばそうと
する画策は、いずこも同じというわけです。

 

ところで、この世界中で売れるスタチン類の効き目が気になるところですね。

 

血中コレステロール値を、薬を飲んでまで下げる理由は
「数値が高いと動脈硬化を招き、脳卒中や心臓病などを
引き起こしやすくなるから」とされています。

 

ではスタチン類を飲むことで、病気をどのぐらい防げるのか。

 

データを見てびっくり、宝くじ以下の確率です、
それも本当に薬が効いたのか、よくわからないんです。

 

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偽薬(砂糖の錠剤)の投与があった

 

アメリカの新聞に、スタチン薬「リピトール」の大広告が出たとき、
欄外にごく小さく「大規模な臨床試験で、偽薬(砂糖の錠剤)を
投与した患者の3%が心臓発作を起こしました。

 

リピトール投与患者では2%でした」という一文が添えられました。

 

製薬会社が治験者100人ずつを3年4カ月にわたって調べたら、
偽薬を投与した患者は3人、リピトールの方は2人が心臓発作を起こした。

 

その差は1人で、ほかの各99人は、リピトールを飲んでも
飲まなくても結果は同じだったんです。

 

 

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引用文献

第60回菊池寛賞受賞者

2013年ベストセラーランキング第一位

医者に殺されない47の心得
医療と遠ざけて、元気に、長生きする方法

著者  近藤 誠

 

 

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