西郷どん 西郷政治の内政は民主主義の愛国心で

明治維新から150年を記念して

林真理子のNHK大河ドラマ西郷どん

歴史学者磯田道史に勧められて

見事に書き上げた原作の

最高視聴率は15,5%

 

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西郷政治の内政

国家は一人ひとりの国民で成り立っている。

日本は国土に一億三千万人の日本人がいることで国が成り立っている。

国民が安心してよりよい生活ができるように、
主権者である国民一人ひとりから日本国の運営を任されているのが、
政治家であり公務員である。

 

日本国民のレベルが低ければ委託すべき政治家や公務員の
資質を見抜く能力もなく、同様にレベルの低い政治家や
公務員に国の運営を任せてしまう。

 

世界の歴史における国の興亡を見ても、国民レベルの
低い政治家に国の運営を任せたときほど悲惨な例はない。

 

政治家や公務員の第一の仕事・役目は国民住民の
レベルを上げることである。

民主主義の日本では愛国への純粋な思い

そうすれば国民一人ひとりのレベルが上がるので、経済の発展、
の順守、道徳的人格の醸成じょうせいはおのずと成るものである。

 

急がば回れのようであるが、国民のレベルを上げ
国民の力を増やすことが、すなわち日本の国力となる。

 

西郷は「忠孝仁愛教化は政の大道である」と言っている。

 

「忠」は西郷が生きた当時、天皇に対する忠義ということであろうが、
民主主義の日本では愛国への純粋な思いとしておく。

 

 

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西郷の『遺訓』(十六項)

 

節義(かたい道義、みさお)廉恥(潔白で恥を知ること)
の心を失うようなことがあれば国家を維持することは決してできない。

それは西洋各国であってもみな同じである。

上に立つ者が下に対して自分の利益のみを争い求め、
正しい道を忘れるとき、下の者もまたこれにならうようになって人は
皆財欲に奔走し、卑しくけちな心が日に日に増長し、

節義廉恥のみさおを失うようになり、親子兄弟の間も財産を
争い互いに敵視するに至るのである。

このようになったら何をもって国を維持することができようか。

 

徳川氏は将兵の勇猛な心を抑えて世の中を治めたが、
今は昔の戦国時代の勇将よりもなお一層勇猛心を

奮いおこさなければ世界のあらゆる国々と
相対することはできないであろう。

 

独仏戦争のとき、フランスが三十万の兵と三ヶ月の食糧が
あったにもかかわらず降伏したのは、

あまり金銭財利のソロバン勘定に詳しかった
がためであるといって笑われた。

 

西郷の『遺訓』(二十項)

 

どんなに制度や方法を議論してもそれを説く人が
立派な人でなければ、うまく行われないだろう。

 

立派な人であってはじめていろいろな方法は行われるものだから、
人こそ第一の宝であって、自分がそういう立派な人物になるよう
心がけるのが何より大事なことである

 

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まとめ

 

国家を任された政治家や公務員は国民一人ひとりの
レベルを上げて国民の力を増やすことが
第一の仕事・役目ということだ。

 

 

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