2013年ベストセラーランキング第一位
菊池寛賞受賞 書籍のご紹介をします。
「泣き虫マコちゃん」の、ボケない極意
僕は感激屋で、患者さんのことを話していてもよく泣くので、「泣き虫マコちゃん」と
あだ名をつけられたことがあります。
よく泣くだけでなく、よく怒り、よく笑い、よく喜び、よく傷つきます。
喜怒哀楽が激しいから、乳ガンの女性の乳房が勝手に切り取られていることが許せなくて、
女性たちに深く同情して「乳房温存療法」を広めることができた。
苦しむだけの手術や、抗ガン剤治療を強いられる患者さんたちを救いたくて、
「ガン放置療法」を確立することができた。
感激屋にうまれてこれたこと、喜怒哀楽を救うためのエネルギーに転化できたことを、
とても感謝しています。
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サミエル・ウルマンの有名な「青春(Youth)という詩があります。
「青春とは人生のある時期のことではなく、心のありようをいう。
強い意志、豊かな想像力、燃え上がる情熱、ひるまない勇気、あくなき冒険心。
そういうありようが青春なのだ。年をとると重ねただけで、人は老けない。
夢を失ったとき、初めて老いる。
歳月は皮膚のシワを増すが、情熱を失ったとき、精神はしなびる」
いきなりボケの話にとびますが、
「ボケは孤独病」といわれます。一日中、ひとりポツンとテレビを見ているのが
日常になると、人はみるみるボケます。
テレビを見ているときの脳は完全に受け身で、ボーっとしているのと同じだから、
脳が衰える。手足もほとんど動かさないので、体も衰えます。
同じひとりでも「孫にプレゼントしようと思って編み物をする」
「懸賞が好きで、ひまさえあれば応募ハガキを書いている」
「お菓子を焼いては友達に配る」など、楽しみがあって手足と脳をよく使っている人はボケにくい。
引用文献
第60回菊池寛賞受賞者
2013年ベストセラーランキング第一位
医者に殺されない47の心得
医療と遠ざけて、元気に、長生きする方法
著者 近藤 誠
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