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医学博士とは
医学博士という肩書を目にしたり耳にしたりすることがあると思います。
博士という肩書がつけば何か偉そうな気がしないではありませんが、それは錯覚です。
昔は、「末は博士か大臣か」と今
昔は「末は博士か大臣か」という言葉があったくらい、博士の数は非常に少なく、
その称号も国家が認定していたので非常にありがたられていました。
もっとも、だからといって偉いとは限りませんが、とにもかくにも、
今と違って希少価値があったことは間違いありません。
今は各大学で自由に博士の称号を付与していいので、医学の博士号を
取得することだけが目的なら、ものすごく難しいというわけではありません。
必ずしも大学院を卒業していなくても、適当に論文を書き、
大学院を出たのと同等の努力をしたと担当教授が認めさえすれば、
あるいはお金をいくばくか包めば(もちろ禁じられています)、取得が可能性です。
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海外では堂々と博士号を売っている大学(デイプロマミル。大学とは名ばかりで、
金銭で学位を売っているので”学位工場”と軽蔑して言われている)も多々あり、
日本でも数年前に話題となって問題視されました。
皆さんも、カタカナ文字の見たこともない大学の博士号をホームページなどで
見かけることがあると思いますが、それはデイプロマミルの可能性が濃厚です。
要は、医学博士だからといって偉いということはないのです。
少なくとも患者さんにとっては、かかる医者が医学博士で
あろうとなかろうと、ほとんど影響はありません。
医学博士の方が医者の格が上だということもまったくありませんし、
名医が多いということでもありません。
医学の基礎研究をしたい者(かっての僕そうでした)は当然のことながら
大学院へ進学しますので、自然と博士の称号を取得することになります。
少なくとも僕の場合はそれだけのことです。一方、
医者でなくとも医学博士の称号は取得できます。
医者ではないけれど、医学の基礎研究を行っている方々も数多く
いらっしゃいますので、医者でない医学博士も数多くいるということです。
医学博士は医者の偉いバージョンだということでは決してありません。
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読者に感銘を与えたベストセラー
これは「9割の病気は自分で治せる」の引用文献です。
著者 岡本 裕 医学博士