子供が熱を出したとき、おでこに手を当てると、ふしぎないやし効果が

 

2013年ベストセラーランキング第一位

菊池寛賞受賞 書籍のご紹介をします。

 

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「手当」でストレスを癒す

 

1日20分触れると、暴言や暴力癖が治る!?

 

幼いころ、熱が出たりおなかがいたくてないていると、
ははおやが「どれどれ」と、おでこやお腹に手を当ててくれた。

 

 

そのまま手のぬくもりに安心して、コトッと寝てしまった。病院で
お医者さんが「すぐラクになりますよ」とポンポンと肩をたたいてくれたら、
ウソみたいに痛みが消えた・・。

 

 

魔法のような「手当て」の記憶をお持ちのかたは多いと思います。

 

 

愛情をこめて、手を当てる。最もシンプルで、医療がどれだけ進歩しても、
何ものにも代えがたい、癒しの原点です。

 

 

痛みも苦しみも、「愛情に満たされる」「不安をやわらぐ」ことで、
驚くほど軽くなったり、症状が消えたりします。

 

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北欧には、認知症のコミュニケーションツールとして確立されている
緩和ケア療法「タクテイールケア」があります。

 

 

1960年代にスウエーデンの看護師が、未熟児をそっとなでると体温が安定し、
体重が増えることに気づいて広めました。

 

 

タクテイールケアは「触れる」という意味のラテン語「タクテイりす」に由来し、
「皮膚を通したコミュニケーション」に重点をおいています。

 

 

背中や手足をなでるように触れることで信頼の絆を深め、
不安やストレスをなだめる療法です。

 

 

スウエーデンでは、保育所の子どものケアにも取り入れられています。

 

 

タクテイールケアは指圧やマッサージのようなに、
筋肉を押したり、もみほぐすことはありません。

 

 

たとえば背中のケアなら、両手の平を患者さんの背中にそっと当てて、
包み込むようにゆったりと、時計回りの大きな円を描きます。

 

 

患者さんは体から力が抜けてリラックスし、
呼吸が深くなって、眠ってしまう人もいます。

 

 

浜松医科大学では2009年、認知症の高齢者を対象に6週間、
タクテイールケアの効果を調べる実験をしました。

 

 

1日20分ずつケアを受けたグループは、ケアを受けていないグループに比べて、
暴言や暴力などの攻撃性が弱まりました。

 

 

また、ケアを受けた群のほうが、記憶などの認知機能が
衰えなかったと報告されています。

 

 

引用文献

第60回菊池寛賞受賞者

2013年ベストセラーランキング第一位

医者に殺されない47の心得
医療と遠ざけて、元気に、長生きする方法

著者  近藤 誠

 

 

 

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