ガンだから、仕方ないねと考えてはいけません。ここで明らかになる

こんにちは
見本市ブログです。

今回は私が読んで衝撃を受けた

2013年ベストセラーランキング第一位

菊池寛賞受賞 書籍のご紹介をします。

 

 

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切り刻むのが大好きな白衣の紳士たち

 

江戸時代、武士が夜闇にまぎれて路上で行きずりの人を斬る、
「辻斬り」が横行しました。目的は、刀の切れ味や自分の腕前を試すこと。

 

幕府が禁令を出して、「引き回しの上死罪」の刑をつくったほど、
人を斬りたい武士が多かったんです。

 

外科医の中には、まるでその辻斬りのように、出会う患者さん、
出会う患者さんを斬っていく医者がいます。

 

もともと切りたくて外科医になった人たちですし、加えて「やるからには
徹底的に治療する」という、医者としての使命感も拍車をかけます。

 

日本は歴史的に、手術の盛んな国です。欧米人に比べてすくなかった。

 

それでいまだに手術絶対主義がはびこっているのです。

 

 

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その結果「治る見込みがない」「ほかの治療法のほうが明らかに成績がいい」
「患者さんの寿命を縮める」手術が、ひんぱんにおこなわれています。

 

僕は放射線科に入ってしばらくして「これはおかしい」と思うようになりなした。

 

たとえば海外では、1期の咽頭ガンといえば放射線治療をするから、
9割近くが咽頭を残せます。でも日本だと、1期でもどんどん切ってしまうのです。

 

舌ガンも、進行度にもよりますが、初回治療として手術はほとんど
必要ないのに日本では8割も手術が行われれ、たいていリンパまで取ってしまう。

 

2期の舌ガンでは舌を半分切り取るから、舌があったところに、
他から取ってきた筋肉を埋め込む再建術も必要で、大手術になります。

 

また結果的にロレツがまわらなくなり、食事を摂るのも
不自由になって、仕事を失うことも多い。

 

子宮頸ガンも、手術ゼロにできるのに7割はリンパまで大きく取り、
排尿・排便障害、膣が短くなる、足がむくむくなど、
大きな後遺症を抱え込みます。

 

放射線治療なら治る率は手術より高く、後遺症は、
たまに直腸出血が見られるぐらいです。

 

しかし、人生と生活のほとんどを手術に捧げている外科医に
「アメリカではこういう場合、全部切り取るような手術はしない」と言っても

 

「あいつらは手先が器用だから」「胃ガンの研究と治療は、
日本がいちばん進んでいる」と、聞く耳をもちません。

 

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引用文献

第60回菊池寛賞受賞者

2013年ベストセラーランキング第一位

医者に殺されない47の心得
医療と遠ざけて、元気に、長生きする方法

著者  近藤 誠

 

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