見本市ブログです。
今回は私が読んで衝撃を受けた
2013年ベストセラーランキング第一位
菊池寛賞受賞 書籍のご紹介をします。
体重、コレステロールを「減らさない」健康法を選ぶ
急にやせると、ガンが増殖する
僕の外来に来る患者さんの中に、「ガンは治療しても意味がないことがわかったから、
その代わり」放と、自分で見つけてきた食事療法に熱中する人がいます。
食事療法というのは、たいてい「摂取カロリーを減らす」「肉を食べない」
「玄米と野菜しか食べない」など、ないない尽くしで、一気にやせてしまう。
自分から食事療法に取り組もうとする人は、すべてに一生懸命なので、
食事療法のきまりをきっきり守ってガクッとやせます。
すると、体の抵抗力が落ちて、ガン細胞が信じられない増殖の仕方をしてなくなってしまう。
記憶に残るケースとして、乳ガンと胃ガンの患者さんの悲劇があります。
2人とも転移があってガン放置を選んだのですが、食事療法にまい進し、
激やせして、あっという間に亡くなりました。
科学的に因果関係を証明することは難しいとしても、それまでおとなしかったガンが急に、
ともに通常あり得ない速さで成長したので、食事療法が影響を与えたのだろうと推測しています。
急にやせると血中の脂質であるコレステロールも減ります。
コレステロールは細胞膜をつくり、各種ホルモンのもとになる、命の維持に欠かせない成分。
そのコレステロールが減ると、ガンだけではなく脳出血、感染症、
うつ病などによる死亡が増える一因になります。
ガンで言うと、その成長スピードにはまず、ガン細胞自身の強さが関係します。
もうひとつ、宿主(患者)の体の抵抗力、つまり正常細胞の集合体である
正常組織も弱くなって、ガン細胞の増大・侵入を許してしまうわけです。
食事療法は、栄養バランスが崩れやすいこと、「食べたいものが食べられない」
「食欲がみたされない」「食べてはいけないのに食べてしまった」と、
ストレスや罪悪感がたまりやすいのも体に毒です。
引用文献
第60回菊池寛賞受賞者
2013年ベストセラーランキング第一位
医者に殺されない47の心得
医療と遠ざけて、元気に、長生きする方法
著者 近藤 誠
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