老後詐欺にご用心、悪人が高齢者に近づいてきます

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老後不安詐欺にご用心

 

老後の資産については、葬儀や介護のことなどを考えると、

いくらあっても「これでいい」ということが言えなくなってきます。

 

これが「老後不安」のゆえんなのです。

 

昔のように、「村で面倒をみる」、「家族全体でみとる」

という風潮がなくなり、孤立した生き方が増えてきたことが

それを助長しているに違いないのです。

 

この「老後不安」につけ入ってくるのが詐欺です。

 

「お金を増やしましょう。手助けします」という猫なで声の

「悪魔」はすり寄ってくるのです。

 

「金利が安くてばからしい」と考えている人には、

「高利回り」、「倍になる」という話は、飛びついてしまう

心理的な要素がいっぱいあるのです。

 

この低成長、低金利の時代に銀行は1%台の国債で我々が

預けている預金の運用を行い、利益を出しています。

 

だから、7%の利回り、なんてことはありえないし、

まして倍になるというのは、はなから「詐欺です」

と言っているのに等しいのです。

 

私の古い知人が「倍になる未公開株がある」といってきました。

経済評論家の私にです。

 

未公開株が倍になるというのは、ありえません。

 

 

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詐欺で一番多いのは、相変わらず「オレオレ詐欺」です。

 

その語り口もあの手この手とシナリオを巧みに変えて高齢者に近寄ってきます。

お金を振り込ませるのではなく、最近では郵便局や銀行員を

名乗って集金に来るなど、ますます大胆になっています。

 

孫などを想う気持ちにも注意しなければなりません。

年寄りを驚かして、お金をせしめる手口に「リホーム詐欺」というのがあります。

 

地震が多いことをネタに、「貴方の家は強度が弱いので補強しましょう」

などと言って、さしたる工事もしないで、大金をだまし取る手口です。

 

そのほかに、床下に白アリがいるので駆除しないと危ない、というのもあります。

 

いろいろな手口で、お金をせしめようとする悪人が近づいてきますから、

用心しましょう。

 

消費者庁のホームページには、高齢者が騙されている

詐欺の事例が掲載されています。

 

参考にしてくださいね。

 

引用文献

61才から始める 老いても枯れない生き方

著者 日向野 利治

 

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