布団から出るのが苦痛? 高齢者のうつ病が増えてる

スポンサーリンク

 

スポンサーリンク

 

スポンサーリンク

布団から出るのが苦痛になっていませんか?

 

最近、高齢者のうつ病の増加が問題になっています。

うつ病の治療は早ければ早いほど効果的で、

早期発見なら生活改善や投薬で回復できます。

 

ところが、進行してしまうとそう簡単には完治しません。

 

しかも、うつは認知症の原因にもなるとわかっていますから、

放置したら、しなやかに老いることなどできません。

 

団塊の世代はモーレツ社員や企業戦士などと言われ、

粉骨砕身で働くのが当然と思ってきた人が多いようです。

 

そのため、「うつ病の原因は怠けたいという気持ち」

と考える人も少なくありません。

 

しかし皮肉なことに、現役時代にモーレツ社員だった人ほど、リタイア後に

うつ病になる傾向が強いのです。

 

そのためでしょうか、困ったことに、うつ病の高齢者の八割は自分がうつだとは

思っておらず、認めることを拒む傾向にあります。

 

そこで覚えておいてほしいのが、うつ病の兆候です。

 

「感動しない」「美しくない」と感じるのも、うつ病の兆候です。

 

それ以外にも「最近、朝になって布団から出るのが苦痛になった」

「すぐに疲れてなにもする気にならない」「本を読んでいても集中できず、

すぐやめてしまう」などもうつ病の兆候とされていて、

思い当たることがあったら要注意です。

 

最近、朝になっつて布団から出るのが苦痛になった」と感じた場合は、

ほかに思い当たることがなくても、専門医を受診するようにしてください。

 

これは、うつ病の典型的な症状のひとつだからです。

 

ところが、現役時代にモーレツ社員だった人たちは、

うつ病なると「自分はこんな弱い人間ではない」「早く元気にならなければ」と

自分に強いプレッシャーをかける傾向があります。

 

このプレッシャーがうつ病を悪化させることになります。

 

アメリカでは、うつ病のことを「心の風邪」と呼びます。

 

誰でも風邪にかかることがあるように、うつ病もまた誰でもかかる可能性が

ある心の病ということです。

 

アメリカでは五人に一人がうつ病経験者だそうです。

 

日本人はうつ病に対して心の免疫力がまだあまりないため、

うつ病と診断されると「もうダメだ」と落ち込んでしまう人が多いことも問題です。

 

しかし、うつ病は決して不治の病ではありません。

 

うつ病の原因は、心と体が疲れたことにありますから、

あせったりプレッシャーをかけるのは禁物です。

 

また、悲観的になるのはさらにいけません。

 

 

 

なかには落ち込んだ気持ちを吹き飛ばそうと、

無理に明るく振る舞おうとする人もいますが、

これは心をさらに疲れさせるだけです。

 

落ち込んでいる自分のことを情けないと感じるかもしれませんが、

現状を素直に受け入れて、とにかく心と体をゆっくり休めるようにしてください。

 

家族がうつ病になった場合に注意したいのが、元気づけようと思って

「頑張って!」「どうしたの?」「そんなに落ち込むなよ」などの

言葉をかけてはいけないということです。

 

「なんとかしなくては」といちばんおもっているのは本人で、

その方法がわからないから落ち込んでいるのです。

 

こんな時は温かく見守り、リラックスさせてあげましよう。

 

のんびりかまえ、医師の指示にしたがって治療を続ければ、

うつ病はきっとよくなります。

 

引用文献

50歳から人生を楽しむ人がしていること

著者 保坂 隆

 

 

 

 

 

 

 

お知らせ
スポンサーリンク