身の丈にあった付き合い方!能力が衰えてきたら生活を縮める

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身の丈にあった付き合いをすべきです

 

歳を重ねたら、それなりの付き合いの範囲というのがあるはずです。

 

現役のときは仕事上の付き合いや、子供の親などとの付き合いもあります、

さらに、近所付き会いも盛んです。

 

しかし、高齢になり、資産も収入も減ってくれば、

それなりの身の丈に合った付き合いの仕方があるはずです。

 

自分の才覚で生きよです

 

作家の曾野綾子さんは「老いの才覚」(ベスト新書)という本の中で、

「自分の能力が衰えてきたら生活を縮めることを考える」、

「他人に依存しないで自分の才覚で生きよ」と述べています。

 

いつまでも、現役時代のようなおつきあいの仕方をしていては、

交際費がかさみ、安心した老後は暮らせなくなります。

 

その切り替えができる人と、いくつになっても見栄が先に立ち、

そうではなく、毎月、多額の出費を余儀なくされている人とでは、

生活費に占める交際費の割合が違ってきます。

 

二人暮らしで月に16万6270円で暮らせる

 

人事院がはじいた老後の最低日常生活費は、二人暮らしで月に16万6270円。

 

この内訳は「食費3万1370円」、「光熱費など住居関連費5万5610円」、

「被服・履物費5030円」、「交通費・娯楽費など雑費3万9700円」、

「小遣い・交際費など3万4560円」です。

 

生活できればいい、という考え方にたてばこの程度で済むのです。

 

言うならば20万円あれば夫婦で十分生活はできることになります。

 

孫がいるから毎月10万必要だと交際費はさらに10万円がほしいなどと

言い出すと、お金はいくらあっても足りなくなります。

 

生活の幅はある意味では際限がないのです。

 

そこで逃げ場があります。

「おじいちゃんは働いていないからお金がない」

というようにすればいいのです。

 

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見栄を張っていれば、「おじいちゃん、おばあちゃんは金持ちだ」

ということになり、四方八方からお金の無心がやってきますが、

それはあなたが蒔いた種なのです。

 

私は大阪に嫁いだ娘には

「お父さんは以前のように働いていないし、

年金も少ないからお金がない」と

はっつきり言ってあります。

 

老いて、なおかつお金が足りないというのは、

自分が蒔た種と思わなければならないでしょう。

 

引用文献

61才から始める 老いても枯れない生き方

著者 日向野 利治

 

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