西郷どん,常人の尺度では計れない人物、超大者

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明治維新から150年を記念して

林真理子のNHK大河ドラマ西郷どん

歴史学者磯田道史に勧められて

見事に書き上げた原作の

最高視聴率は15,5%

 

 

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西郷と会った坂本竜馬は

 

1864年(元治元年)9月頃、西郷と会った勝海舟が

西郷の人物をしきりにほめるので、

弟子の坂本竜馬が自分も会って見たいということで

勝海舟の紹介状を持って西郷に会いに行った。

 

勝海舟語録「わからないやつだ」

 

その時のエピソードが「氷川清話」(勝海舟語録)に記されている。
竜馬は西郷を評して「なるほど西郷というやつは、

わからぬやつだ。

少したたけば少しく響き、大きくたたけば大きく響く。

 

もし、ばかなら、大きな、ばかで、
利口なら大きな利口だろう」と語った。

 

それを聞いた勝海舟は「評される人も評される人、
評する人も評するひと」と言って感嘆したという

 

司馬遼太郎は合わないとわからない

 

西郷とじかに会った坂本竜馬も

「馬鹿なのか利口なのか量りがたい」と評し、

有名な国民的歴史作家である司馬遼太郎氏をしても

合わないとわからないと言わしめている。

 

また一方では、「西郷さん、西郷さん」と言って

尊敬したり恐れたり騒いでいるが、馬鹿で無能だと

かの大隈重信は西郷のことを本当にそう

思っていたと伝えられている。

 

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どだい他人の評価など正確ではなく、当てにならない

ものである。

 

西郷は若者と接するのが好きであった

 

西郷は若者と接するのが好きであった。西郷のまわりには、

人斬り半次郎と言われた中村半次郎や篠原国幹、

村田新八といった剽悍な薩摩兵児が師父を慕うごとく

まとわりついてた。

 

西郷なら現代の若者にこう言っただろう。

「人の評価や世間体などいっさい気にするな。

それよりは多くの本を読んで、自分のなんたるかを

見つけなさい。

 

世界に独り(一人)しか存在しない自分である。

自分をもっと大切にして向上発展させなさい。そして

自分を強くたくましく磨いて、他人の評価世間の評価に

左右されない強い自分をつくりあげなさい」と。

 

西郷自身も島津斉彬に見いだされ、秘書官として

中央政界にデビューさせられたため、先輩同僚から

嫉妬の対象となり、あらぬ雑言や誹謗中傷を受け、

ずいぶん悩んだこともある。

 

他人や世間から、ほめられたり、けなされたりする

ことは、月が欠けたり満ちたりするのと似ている。

満ちたり欠けたりするのは月ではなく地球の影となって、

そう見えるだけだ。

 

もともとの月の姿は丸いままで変わってはいない。

影でそう見えるだけである。という意味の漢詩を

西郷は書いている。

 

月のように自分自身は変わっていないのである。

影で一喜一憂すべきではない。人は自分のもつ物差しで、

他人を計ろうとし、計ってしまう。

 

しかも自分の力量の長さしかない長さの物差しで、

他人の力量をおかまいなしに計ってしまう。

それでは千差万別の見方になってくるのは当たり前である。

 

他人のスケールで計られることを気にするな、自分の

スケールを長く大きくせよと西郷は言いたいのではないか。

 

 

 

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まとめ

 

若者が好きでした。

特に信念を持ち我が道をしっかりと進むことを
みんなに伝えている人でした。

 

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