モメない相続は、権利のない配偶者が火をつけるのを止める

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権利のない配偶者が火をつける

 

相続とか遺言において本当にもっと大切なことを書きます。

 

兄弟間の相続争いの種は、本人同士の欲の張り合いもありますが、

実はその裏にいて「利害関係意識の強い」配偶者がカギを握っているのです

 

本人たちは、事情はわかっているし、金に目がくらむといっても所詮は兄弟ですから、

それほど、先鋭的にはならないはずです(例外もあります)。

 

そこで、登場するのが男の兄弟の裏にいる相続権のない妻なのです。

 

これは特定の誰彼を言っているのではありません。

 

私の妻もそうでしたが、あまりいきさつもわからないので、

「権利があるのならもらおおう」というごく当たり前のことを考えるのです。

 

長男として、あるいは次男として、親の面倒や介護を主にしてきたときは、

実際には男性の兄弟ではなく、介護を担当したのは彼らの妻なのです。

 

これだけ介護に貢献したのだから、同じ相続金はおかしい」

このような声が出てきます。

 

ある意味それは当然です。

 

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しかし、その旨の「相続金は介護してくれた長男の嫁に一部遺贈する」

というような遺言がなければ、亡くなった人の意思は伝わらず、

たとえ亡くなる最後の病床でつぶやいたとしても

それは法律的に何の拘束力もないのです。

 

「遺言書」の効力は大変大きい

 

 

相続に対する意思は「遺言書」という形でなければ、効力がないし、

それで納得しないときは、裁判所で裁いてもらうしかないのです。

 

わずか、数百万程度の相続で、醜く相続の争いが行われれば、

今まで仲の良かった血を分けた兄弟が、そのあとでは

「敵味方」というような関係になり、

 

いわゆる骨肉の争いに発展するのです。

 

いかに「遺言」でハッキリさせておくことが大切なことか、

わかっていただけましたでしょうか。

 

 

引用文献

61才から始める 老いても枯れない生き方

著者 日向野 利治

 

 

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