病院に入院したら、特効治療や特効薬探しは、そろそろやめましよう

 

 

私はかかりつけの医院で誕生月の健康診断で
大腸ポリープが見つかりました。

 

そこは入院設備が無いために院長先生の勤務していた
大きい病院を紹介して頂き同僚の先生を紹介してくれました。

 

紹介して頂いて安心して手術を受けることができて
お陰様で手術は成功することができましました。

 

私にとってその同僚の先生には今も感謝しております。

 

 

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特効薬や特効治療探し

 

現代医療の大きな特徴として、たった一つの治療方法だけで
治そうという発想が根強くあります。

 

その影響もあるのでしょうか、患者さんも特効薬や
特効治療を探し求める傾向がとても強いのです。

 

そこには相乗効果を狙おうという発想は、あまりないようです。

 

急性感染症の場合のように原因が一つであれば、一つの治療法で対処できます。

 

しかし原因や悪化要因が多岐にわたる場合に、一つの薬や
治療法だけで治ると考えるのには無理があります。

 

いろいろな治療法を組合せ、その総合力や相乗効果で
治療を導くというのが理想的な考え方です。

 

もちろん、特効の対症治療であれば、一つの治療薬に頼ることも理解できます。

 

抗ガン剤もそうでしょう。

 

ガン細胞をいくぶんかはやっつけることができます。

 

しかしそれは対症治療であって、根本的な治療ではありません。

 

抗ガン剤治療だけだと、また近いうちに再発してくるに違いありません。

 

また、特効薬探しは、どこか名医探しと通じるところがあります。

 

 

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日本人は名医探しが大好きです。とどのつまり、ホームランで
試合を決めたいという願望がとても強いのかもしれません。

 

しかし、いささか非現実的です。ゴッドハンドを持つドクターが世間では
よくもてはやされます。確かに手術に関しては名人だと思います。

 

しかし、手術がうまいことと治癒することは、ガンなどの
場合にはイコールではありません。

 

対症治療としての手術の腕は評価しますが、医者として名医かと
聞かれると、それは意味合いが異なります。

 

例えばガンの場合、手術が完璧であっても再発すれば
その意味が薄れてしまいます。

 

それよりも、たとえ手術がそこそこであったとしても、
ほかの治療法を駆使してでも何とか総合力で治療に導く
ことができれば、そちらの方が名医だというべきでしょう。

 

白い巨塔に巣くう偉い先生方から時々、「いろんな治療法を
組み合わせてしまうと、どの治療法が効いたかわからないではないか。

 

それでは正しい治療法を見つけることができないではないか」とおりを
受けることがあります。「ごもっともです」とあしらいながらも、

 

医療相談にみえた患者さんたちには、大学の先生たちに遠慮はいらない、
どんどんいい治療法は試してみればいいとアドバイスしています。

 

理不尽な相手には”逆らわず従わず”で対処する、それが一番です。

 

「何が効いたか?」そんなこと、患者さんにはどうでもいいことなんです。

 

「正しい治療法?」そんなものはありません。患者が治れば、
それが正しいのです。これが、僕の言い分です。

 

はたして、僕の言い分、偉い先生方の言い分、皆さんはどちらに軍配を
あげられるでしょうか?患者さんをまず治す、それから学問、

 

これがまっとうな人間の発想だと思います。まず学問、それから
患者という順番は、僕に言わせればれっきとした犯罪です。

 

 

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著者  岡本 裕  医学博士