西郷どん,文明開化,道は天地自然のもの道を行うに西洋も東洋もない

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明治維新から150年を記念して林真理子のNHK大河ドラマ西郷どん
歴史学者磯田道史に勧められて見事に書き上げた原作の最高視聴率は15,5%

 

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西郷と文明開化

明治初年ごろの西郷の人柄・性格・考え方・
そしてやさしさ思いやりが表れています。

文明というのは道理にかなったことが広く行われることを
たたえていう言葉であって、

宮殿がおおきくおごそかであったり、
身にまとう着物がきらびやかであったり、
見かけが華やかでうわついていたりすることを
いうのではないとも言っている。

西洋は野蛮か西洋は文明か

世の中の人のいうところを聞いていると、何が文明なのか、
何が野蛮(文化の開けないこと)なのか少しも分からない。

自分はかってある人と議論したことがあって。

自分が西洋は野蛮だと言ったところ、
その人はいや西洋は文明だと言い争う。

いや、野蛮だとたたみかけて言ったところ、
なぜそれほどまでに野蛮だと申されるのかと力をこめて
主張するので、もし西洋がほんとうに文明であったら、

未開国に対しては慈しみ愛する心をもととして懇々と説きさとし、
もっと文明開化へと導くべきであるのに、そうではなく、

未開で知識に乏しく道理に暗い国に対するほどむごく残忍なことを
して自分たちの利益のみをはかるのは明らかに野蛮であると申したところ、

その人もさすがに口をつぐんで返答できなかったよと笑って話された、
西郷の言っていることは実に正しい。

多くの人々は表面ばかり見て、事の本質を見ようとしないのだ。

 

 

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本質を見抜く力がないのだ

 

あるいは本質を見抜く力がない。

西洋人(白人)が地球上で行って来たことを見れば
西郷の言っていることが理解できる。

「文明だ、文明だ」と言って明治政府は何でもかんでも、
西洋が善であり正しいと見習ったのである。

終戦後の日本も明治のトラウマではないかと思えるほど、
原爆を二個落とした戦勝国アメリカを理想の国であるかのごとく賞賛した。

そしてアメリカが意図したかのように日本のさまざまなことが
アメリカナイズされてしまった。

西郷は文明とは「道の普く行はるるを賛称せる言」と言っている。

そういう意味ではアメリカのアフガニスタンやイラクの侵攻を見ても
わかるようにアメリカはいまだに文明国とは言えない。

 

日本はアメリカに次ぐ世界第二位の経済大国になっている。

日本の世界地図上の立地、国民力、国民性を考え、世界人類に
何が貢献できるかを二十一世紀は考えるときでもある。

 

西郷は「道は天地自然のものであるから、
道を行うのに西洋も東洋もない」と言っている。

上野公園には西郷の銅像

上野公園には西郷の銅像がある。

幕末維新と活躍した西郷が犬をつれ、裾みじかの筒袖の着物に
へこ帯をしただけのラフで悠然とした姿で立っている。

果たして、日本が世界にはたすべき真の役割とは何であろうか。

東洋の日本が西洋(白人)に道を行わせ文明に導いたらどうだろう。

それができるぐらいに日本人はもっともっと成長しなければならない。

 

そうして初めて、西洋と東洋のバランスがとれるこになる。

 

 

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まとめ

 

明治初年ごろの西郷の人柄・性格・考え方・
やさしさと思いやりが表れていた。

そして西郷は「道は天地自然のものであるから、
道を行うのに西洋も東洋もない」

人々は表面ばかり見て、事の本質を見抜く力がないと
言っている世界を見ていま日本がやるべきことを
頭に浮べていたい人である。

 

 

 

 

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